営業の方が外資系IT企業に転職するにあたって何よりも必要なスキルは外資系企業での営業管理の基礎を学ぶことです。外資系企業の営業管理手法はどの企業であってもほぼ統一されているので一通り身に着けておくと後々まで役に立つので便利です。
営業管理手法で重要なのはその目的が数字を達成することであることを理解し、そしてそのための予算計画や達成度を上司と共有することにあります。しかもそのサイクルは四半期や月次という短期間なので慣れていないとデータの収集や資料の作成に追われてしまいます。
現在は担当レベルもしくは中堅クラスの営業マンであってもぜひ管理職レベルの知識を身に着けておくことを強くお勧めします。そうしないと日々の管理作業や進捗報告が何のために行われているかを理解できないからです。
営業の日々の進捗報告はパイプラインと呼ばれる将来の見込み案件の規模や今期の確度で表現してなされます。B2Bの営業であれば計画時にはそのパイプラインをどの業種もしくはどの顧客で作っていくか、また進捗報告ではパイプラインのうちどの案件に集中するか何の優先度を落とすかという具体的な判断を示す必要があります。(https://zenforce.jp/blog/leveraging-salesforce-for-pipeline-management)
もちろん転職してからOJTや研修で学ぶこともできますが、転職先からは即戦力としてすぐに成果を期待されることが多々あるので、ぜひ現在の仕事を続けながら営業手法を勉強して準備しておくことをお勧めます。